「まめうし」君とわたし

出会い

2005年のある秋の日のことでした。
温かな日差しの中、爽やかな風が原っぱの花や草の上を優しくそよぐ、そんな日でした。

わたしは原っぱの中にひとり立っていました。
気持ちのよい日差しを十分に浴び、爽やかな風に時を忘れながら。
ゆったりとした、幸せな時間を過した後、わたしは再び歩き出しました。
するとその時です。
わたしの足元に、見たこともない小さな、そう3センチぐらいの牛がわたしを見つめているのに気が付きました。
そうっと顔を近づけました。すると小さな牛はわたしに話しかけてきました。

「ぼく、まめうし。もうすこし気をつけて歩いてくれないかな。ぼくは小さいからわかりづらいと思うけど」

それが「まめうし」君とわたしとの最初の出会いです。
それから「まめうし」君と様々な話をしました。
ゆったりと時が流れる「まめうし」君たちの暮らし。
いつも見守ってくれるやさしい「お母さん」のこと、とーっても強く大きな「お父さん」、
妹の「ひめうし」さんそして「まめじい」や「まめばあ」のこと。

また雨が降ったとき、風が吹いた日の出来事。
それはわたしにはとても新鮮な、そして考えさせられる話でした。
時間がゆったりと過ぎる素敵な世界、でもいったん雨や風が吹くと大変。
わたしには何でもない雨や風でも、それは小さな「まめうし」君にとってはとっても大変な出来事。
雨で出来た水溜りで溺れそうになったり、風に飛ばされそうになって必死に草にしがみついたり。
原っぱでわたしは普通に歩き出しただけだけれど、「まめうし」君にとっては、とても大きな、重たいものが動いて来て、とっても怖かったのだな、とその時初めて知りまし た。
そしてゆったりと時間がながれる「まめうし」君たちの暮らしぶりがとっても素敵に思いました。

それ以来、わたしには気付きづらいことを、「まめうし」君の目で見てもらい、同じ地球に住む一員として環境にやさしく活動していくために、「環境大臣」を「まめうし」君にお願いしています。

これが「まめうし」君とわたしとの出会いです。

まめうし ©T.A・PHP 川口技研の環境大臣

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